お知らせ

労災疾病等医学研究普及サイトのご案内~「「騒音、電磁波等による感覚器障害」分野」~

労働者健康安全機構では、労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでいます。
s今回は「騒音、電磁波等による感覚器障害」分野(第1期~第2期研究)についてのご紹介です。
s第1期~第2期の「騒音、電磁波等による感覚器障害」分野(感覚器障害分野)研究では、勤労者の高齢化に伴い糖尿病を持つ労働者が増加している中、糖尿病網膜症が重症化する前の効果的な治療法について研究を行いました。
第1期研究においては、仕事を続行しながらでは容易に病院を受診できない現状や、仮に視力が回復しても職場復帰が困難となる可能性が明らかとなり、いかに「失職しないように治療するか」が網膜症治療の重要な課題であることが明らかとなりました。 いわゆる「就業と治療の“ジレンマ”」です。
sshttps://www.research.johas.go.jp/kankaku/index.html

第2期研究では、過去に登録された糖尿病網膜症症例における治療別(経過観察、光凝固、硝子体手術)の視力予後について調査を行いました。
sshttps://www.research.johas.go.jp/22_kankaku/index.html

sその結果、硝子体手術は糖尿病の病態を改善させ、さらに長期間安定させることができる可能性がある治療法であることが示唆されました。また、従来の「20ゲージ(20G)」から「25ゲージ(25G)」というより細い手術器に変更することで硝子体手術の低侵襲化を図り、入院日数の変化を評価したところ、25Gのほうが著明に短縮しており、早期に職場復帰につながる手術法であることが分かりました。

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