お知らせ

令和3年2月

コロナ禍の中で実施できた活動

鹿児島厚生連病院 健康支援課
保健師 前田育子

1.はじめに

私ども厚生連病院では、診療部門、健診部門の他に、職域における健康管理活動の一環として、36事業所と産業医契約を締結し6名の産業医と保健師2名で産業保健活動を行っています。

契約事業所の状況としては、職場巡視・安全衛生委員会の開催は定期的な実施が定着してきており、健診における要精検者の精検受診率も大幅に増加してきています。その反面、生活習慣病に係る有所見者数の増加、病気療養による長期療養者の中にメンタル系疾患の増加がみられます。

このような中、契約事業所の産業保健の中核となる衛生管理者および担当者を対象にした「衛生管理者研修会」を年1回開催し、情報の共有と相互理解を図っています。

2.衛生管理者研修会

去る10月13日(火)、36事業所の産業医契約先から48名、本会から6名の産業医(德重院長、窪薗名誉院長、前之原名誉院長、今村副院長、宮原副院長、平峯副院長)と当病院の職員等、合わせて63名が出席し、標記研修会を開催しました。開催にあたっては、新型コロナウイルス感染防止対策として、研修時間の短縮、マスク着用、手指消毒、検温およびヘルスチェック等を施しました。

まず、「治療と仕事の両立支援について」と題して、鹿児島産業保健総合支援センターの江並朋子保健師の講話があり、治療が必要な疾病を抱える労働者が仕事によって病気を増悪させることがないような職場環境改善のコツを学びました。

次に事例発表として、JAさつま日置管理部の高橋次長に「わが事業所における衛生管理活動」と題し、法改正に伴う長時間労働対策について発表していただきました。労働基準監督署の立入り検査に伴い対処された内容、成果、苦労話等は参加者の共感を得るとともに今後の活動に役立つ貴重な事例発表となりました。

続いて、本会の小迎保健師が、「産業保健活動に関する連絡事項」として、リモート会議等の検討、法改正に伴う産業医等の押印に関する情報等を説明しました。

最後に、産業医との意見交換では、参加者の皆さんと共有したい事項として「新型コロナウイルス感染防止対策に関する質疑応答」を中心に進行しました。

参加者から「とてもわかりやすくて内容が充実していた」という感想をいただき、コロナ禍だからこそお互いの工夫と連携を深めながら産業保健活動を充実していかねばならないという思いを新たにしました。

講師:江並保健師 事例発表:高橋次長 産業医との意見交換

 

保健師だより 2021年2月