お知らせ

令和2年6月

私の保健師活動

ヘルスサポートセンター鹿児島
保健師 東 真生子

 

私はヘルスサポートセンター鹿児島で保健師をしております、東と申します。保健師として就職し、あっという間に2年が経過しました。私が所属しております産業保健部では、人間ドックの保健指導や特定保健指導、また、契約事業所の職場巡視や健康管理等の産業保健活動を行っております。主に働く人々の疾病予防をはじめ、事業所担当者と連携しながら、働く人々の健康管理等を進めています。学びが多く、充実した日々を過ごしています。

近頃、定年延長のニュースをよく耳にするようになりました。現在、65歳までの雇用機会の確保が推進されています。法律の改正に伴い、今後は70歳まで働く方々も多くなり、高年齢労働者が増加することが予想されます。人が生き生きと働き続けるためには、体が資本と言われるように健康を保つことが大切です。しかし、働き盛りの方々は毎日忙しく、自身の身体を労わるのはなかなか難しい状況にあります。そのような中で私達保健師の保健指導が、対象者の方々にとって自身の健康を振り返り、生活習慣を見直す重要な機会になって欲しいと思っています。

私が保健指導を行う際、大切にしていることがあります。それは、「対象者の方に熱意を持って保健指導を行うこと」です。

私が保健師となって1年目の夏、特定保健指導の対象となった方の担当をした際のエピソードをご紹介します。その方は毎日3合程度のお酒を飲まれる方で、それが原因で健康面にいくつかの問題が見られました。私はその方に対する保健指導で、アルコールの多量飲酒による体への悪影響について説明し、節酒を提案しました。4か月後に再度面談を行った際、その対象者の方は、それまでの生活習慣を改め禁酒を行い、さらに自発的に運動なども取り入れていらっしゃいました。その結果、6㎏の体重減に加え、血液データも改善していました。「どうしてここまで頑張れたんですか?」と尋ねたところ、その方は、「あなたの一生懸命に保健指導を行う姿に、私も真剣に取り組もうと思うことができました。それに私の部下とあなたが同じ苗字で、一生懸命に説明する姿が部下と重なって見えたんですよ。」と教えてくださいました。

この経験から私は、熱意を持って相手に接することで、対象者の方に何かしらの影響を与えることができることを学びました。

私はこれからの保健指導において、歳を重ねても初心を忘れることなく、熱意を持って誠実に取り組み続けていきたいです。そして、常によりよい保健指導を目指し、多くの人に満足してもらえるよう、努力し続けることが大切だと思いました。

最後に今後の目標として、上記に加え、「それぞれのライフステージに合わせた気軽に取り組むことができる健康増進方法の提案」をお伝えしたいと考えています。働き盛りの方々は、仕事に子育てと忙しく、また、心身共に大きな変化を経験する時期です。そのような方々が無理なく行える方法を提案していきたいと思います。そして、皆さんが定年後も自身の健康管理に役立つような保健指導が展開できる保健師を目指し、これからも頑張っていきたいと思います。

 

 

保健師だより 2020年6月