令和3年11月
パナソニック デバイスSUNX九州株式会社
管理部(衛生管理者) 石間伏 健志
1.会社概要
当社は工場や設備などFA向けセンサの製造・光ファイバを用いたセンサの商品企画・開発・製造を行っている会社です。パナソニックグループの一員として安全第一に生産に取り組んでおります。
当社の従業員 約330名(海外技能実習生約40名含む)及び構内請負業者 約130名(海外技能実習生約80名含む) 合わせて約460名で製造活動等をしております。
2.安全衛生活動
当社では環境安全衛生委員会を中心に安全衛生活動を行っています。また国際安全規格ISO45001を認定取得しており、毎年の内部監査や外部審査を通じ安全衛生活動のレビューとブラッシュアップを図っています。
また毎月の活動として、社長自らが現場をチェックする安全パトロールを実施し現場とは違う目線での指摘と改善活動を行っています。
また当社のセンサは設備安全を確保するセンサを生産しています。それらを応用して生産技術部を中心に設備安全設計・改善など積極的に取り組んでいます。
パナソニックグループの活動として「安全道場」の推進にも力を入れています。これは従業員が「安全」を理解する為の場所で、安全教育で利用します。安全や健康を体感し理解できる道場で、当社は食堂へ通じる廊下に設置しています。身長に合わせた理想的な歩幅を確認・体感できるエリア、安全の基本である「身だしなみ」を確認できる姿見・安全指針など設置しています。(写真)
3.安全管理や衛生管理の取り組み
- 毎年1回の定期リスクアセスメント(以下RA)、他拠点災害発生時などの臨時RA、化学物質RAによる客観的なリスク評価の実施を行い労働災害未然防止に繋げています。
- 健康管理では通常の健康診断と要所見者へのフォローと共に近年増加しているメンタルヘルスに対し面談の実施、管理者教育、チューター制度導入など未然防止活動にも注力しています。
- 衝突など災害が発生しそうな場所には日本語・ベトナム語・インドネシア語で表記し技能実習生にも伝わるようにしています。(写真)
- 従業員の高齢化・雇用延長による平均年齢上昇は転倒災害の増加が懸念されます。パナソニックグループとして足腰強化に特化した「パナソニックエクササイズ」を考案し、多くの拠点にて取り組んでいます。当社も朝のラジオ体操の代わりにパナソニックエクササイズを導入しました。継続した日々の鍛錬を行い転倒災害の発生リスクを抑える活動を行っています。
- アニバーサリー休暇や時間有休など従業員各自のライフワークバランスを支援する就業環境整備を行っています。
4.おわりに
設備災害はもちろんの事、行動災害も含め労働災害を発生させない為の改善を継続し取り組んでいきます。
・段差をなくす・表示などで つまずき・転倒等行動災害を抑える継続した改善
・管理者教育、面談フォローなどメンタル環境の改善
・ダメなものはダメと言える安全意識が当たり前になる環境作り
などを行い、より安全で働きやすい環境を目指していきたいと考えております。