お知らせ

メールレター第174号

鹿児島産業保健総合支援センター メールレター第174号   2017/09/01
発行:鹿児島産業保健総合支援センター 所長 草野 健

 

相談員からのメッセージ confident

ぜいたくはてきだ

産業保健相談員 大迫 政智
(担当分野:メンタルヘルス)
(医療法人鑑朗会メンタルヘルスかごしま中央クリニック)

 

 猛月暑日。とある診療室にて。
 ウツ病にかかりやすい人の特徴を説明しようとする医者がいる。
 「学校でパヴロフの条件反射って教わったよね」
 耳を傾ける患者は、怪訝そう。
 説明をパヴロフから始めるのがそもそも爺くさい、ということに気づいていない医者も問題なのだが。
 パブロフの条件反射‐‐犬の給餌と同時にベルを鳴らすことをくり返すと、最終的にはベルの音だけでも(給餌が連想され)犬は流涎するようになる--。
 条件反射は、状況に対する順応的な発想の固定化と言って良いだろう。だから状況が変化すれば、新しい別の発想に置き換えられていくのだろうか。
 それがつまり大人の状況に順応した大人の発想から見ると、子供の時代の発想は子供ジミタ(ラシイではない)発想と思えてしまうということなのか。
 たとえば
 「なぜ今でないといけないの? 時間はいっぱいあるじゃない!」
 「考えるのは 困ってからで良いじゃない!」
 「ひとと比べないで!」
 だけど、この子供ラシイ考え方って魅惑的ですよ。たまにそう言ってみたくなります。大人になっても。たまには子供ジミタ<発想の転換>。そそられます。そう思います。特にウツになりかけたとき、きっと。
 そういえば
 ここは銀座。第二次世界大戦のさなかのある朝。店前に貼られたポスター「贅沢は敵だ」の、「は」と「敵」の間に「素」と落書きしてあったそうな。きっとそれは戦時中の<大人になった子供?子供になった大人?>の命を懸けた発想の転換。

おすすめ教材(無料貸出し等) book cd

  当センターでは、産業保健に関する図書、ビデオ・DVDを無料にて閲覧・貸出ができます。是非ご利用ください。

メンタルヘルス不調をかかえた労働者に対する治療と就労の両立支援マニュアル

(図書:1-307,労働者健康安全機構、2017年,76頁)

【内容】
 メンタルヘルス不調をかかえた労働者の治療と仕事の両立とは、「病状回復」と「就労可能」の両立ともいえます。この本では「治療就労両立支援」の取組結果をもとに主に医療機関を対象としたマニュアルを紹介しています。

新人・若手社員のセルフケア~ストレスと上手につきあうスキル~

(DVD:7-71,アスパクリエイト,20分)

【内容】
仕事に慣れていない新人や若手の頃は、自分の能力への悩みや人間関係など、ストレスの種は尽きません。ストレスと上手につきあうためのスキルを豊富な事例を基に分かりやすく解説しています。
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9月のセンター関連行事 memo

  • 9月1日(金):メールレター第174号配信
  • 9月28日(木):第39回産業保健活動推進全国会議

研修セミナーのご案内 pencil

すべてのセミナーにどなたでもご参加いただけます。
(特に標記のない時間は、14:00~16:00,場所は光健ボイスビルです)

(9月)

▽9月2日(土):職場における救急救命処置について 【前田先生】 flag鹿児島市医師会館(鹿児島市中央町8-1)
▽9月4日(月):作業環境改善の方法と化学物質リスクアセスメント 【黒沢先生】
▽9月15日(金):ストレスチェック制度における事例検討 【小田原先生】
▽9月22日(金):メンタルヘルス・カウンセリングⅢ~発達障害(ASD、ADHDの人間関係)の心理支援~【久留先生】

(10月)

▽10月5日(木):うつ状態、うつ病の病態と治療を知ろう~事例の提示も含めて~【赤崎先生】
▼10月11日(水):職場におけるコミュニケーション~メンタルヘルス不調の予防~【長友先生】
▽10月26日(木)18時~20時:健診と検診~産業保健におけるこころと体の健康管理~【堀内先生】
○10月27日(金):タイプ別人間関係の方法(ロールプレイ)【徳永先生】

flair10/27(金)の研修会はTHPレベルアップ研修を兼ねています。

 

▽…産業医対象で、産業医認定単位があります。
▼…衛生管理者、産業医対象ですが、産業医認定単位はあります。

○…保健師対象ですが、産業医認定単位はあります。

sign03各研修会には定員があります。申し込みがないまま当日来られた場合、会場や資料の関係で受講できない場合がありますので必ず申込みをしてください。

sign03キャンセル待ちの方がおられますので、受講できなくなった場合は必ずご連絡下さい。連絡なしのキャンセルが続いた場合は、今後研修受講をお断りすることもあります。

お知らせ sign01

平成27年度 特定健康診査・特定保健指導の実施状況(厚生労働省)~特定健康診査の実施率が50%を超えました~

平成20年度から、40歳から74歳までの被保険者と被扶養者を対象に、メタボリックシンドロームに着目した健康診査・保健指導を実施することが、医療保険者に対し義務付けられたことから、厚生労働省において、保険者からの実施状況に関する報告内容を精査し、毎年度の実施状況を取りまとめるものです。
詳細http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000173038.html

平成28年度「過労*男女雇用機会均等法関係パンフレット関係パンフレット「職場でつらい思いしていませんか?」がアップされました。(厚生労働省)

詳細http://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/danjokintou/dl/turai_omoi.pdf

治療と仕事の両立支援制度を導入する事業主に助成金を支給します!(厚生労働省)~障害者雇用安定助成金(障害・治療と仕事の両立支援制度助成金コース)~

  厚生労働省では、事業者が、がんなどの反復・継続して治療が必要となる傷病を負った労働者の雇用維持を図るため、傷病や障害の特性に応じた治療と仕事を両立させる制度の導入について計画を作成した上で、その計画に基づき就業規則等を改正し、労働者に適用させた場合に、一定額を支給する障害者雇用安定助成金(障害・治療と仕事の両立支援制度助成コース)を創設し、治療と仕事の両立に向けた環境整備に取組んでいます。
詳細http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000162833.html

平成29年度 健康増進普及月間の実施について(厚生労働省)

  生活習慣病の特性や運動・食事・禁煙など個人の生活習慣の改善の重要性についての国民一人ひとりの理解を含め、さらにその健康づくりの実践を促進するため、平成29年9月1日から30日までの1か月間を「健康増進普及月間」と定められています。ss
【統一標語】
1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリs~健康寿命の延伸~s
詳細http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000174036.html

平成29年度の業種別労働災害発生状況(7月末速報)(鹿児島労働局)

詳細http://kagoshima-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0113/3667/H29saigai_2017-0809-3.pdf

自動車運転者を使用する事業場に対する平成28年の監督指導、送検等の状況が公表されました。(厚生労働省)

詳細http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000174269.html

平成28年度の監督指導による賃金不払残業の是正結果が公表されました(厚生労働省)。

詳細http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000174218.html

外国人技能実習生の実習実施機関に対する平成28年の監督指導、送検等の状況が公表されました(厚生労働省)

詳細http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000174090.html

ストレスチェック等の職場におけるメンタルヘルス対策・過重労働対策等(再掲)

看護師・精神保健福祉士に対する研修(実施者になるために必要な研修)に関する情報

詳細
ストレスチェック制度
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/index.html
看護師・精神保健福祉士に対する研修
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150601-1.pdf

平成28年度「過労死等に関する実態把握のための労働・社会面の調査研究事業報告書」が公表されました(厚生労働省)

新たに、過労死等が多く発生しているとの指摘がある自動車運転従事者、外食産業の企業と労働者や、法人役員、自営業者に対する調査を実施
詳細http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000174205.html

鹿児島県労働委員会による「労使間トラブルに関する無料相談会」が開催されます。(鹿児島県)

○ 日曜相談会
日時:10月15日(日)10時~16時
場所:鹿児島市勤労者交流センター (鹿児島市中央町10s鹿児島中央駅前キャンセビル7階)

○ 定期相談会
日時:10月24日(火)14時30分~17時
場所:鹿児島県庁労働委員会(鹿児島市鴨池新町10番1号 鹿児島県庁15階)

○ 出張合同相談会・・・・労働局等関係機関・関係団体との合同相談会
日時:10月31日(火)10時30分~15時30分
場所:国分公民館(霧島市国分中央3丁目45-1)
   ○ 事前申し込み不要(予約することもできます)
   ○ 問い合わせ先
   鹿児島県労働委員会事務局(県庁15階)℡099-286-3943

すべての都道府県で地域別最低賃金の改定額が答申されました(厚生労働省)

  答申での全国加重平均額は昨年度から25円引上げの848円です。 鹿児島県の地域別最低賃金の改定額は、昨年度から22円引上げの737円で、平成29年10月1日から発効される予定です。
詳細http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000174622.html

労災疾病等医学研究者普及サイトのご案内(労働者健康安全機構)

労働者健康安全機構では、労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでいます。
① 「産業中毒」について
 産業中毒とは、聞き慣れない言葉かと思います。製造業や建設業などの産業現場では、さまざまな工程で有機溶剤や重金属等多くの化学物質が使用されています。仕事上でこれらを使用したことによる健康障害を「産業中毒」と呼びます。
詳細http://www.research.johas.go.jp/sanchu/index.html
② 「病職歴調査」について
 近年、がん患者の職場復帰(復職)支援が社会的な課題としてクローズアップされていますが、患者自身の病態だけでなく心理状態,さらには職場という社会要因も重要です。全国 34 の労災病院群では、職業と疾病との関連性を研究するため病職歴調査を行っています。 日本職業・災害医学会において、中国労災病院 豊田章宏先生が、就労しているがん患者の特徴について、病職歴調査データを用いてがん患者の診療情報と職業情報とを併せて分析・検討し報告された『全国労災病院入院患者病職歴調査から見た就労がん患者の実態』の論文及び動画が以下のリンクからご覧になれます。
詳細
(論文)http://www.jsomt.jp/journal/pdf/064020128.pdf
(動画)https://youtu.be/5HHHJDpPkyc

ストレスチェック等の職場におけるメンタルヘルス対策・過重労働対策等(再掲)

数値基準に基づいて「高ストレス者」を選定する方法がよりわかりやすくなりました。
詳細http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=235427

「治療と仕事の両立支援」のキャラクター投票を実施します(厚生労働省)

 厚生労働省では、「治療と仕事の両立支援」について、社会に広く知ってもらうためのイメージキャラクター作成にあたり、最終候補案のインターネット投票を行っています。
【ウェブサイト投票受付期間】平成29年8月25日~平成29年9月8日
【投票方法】 次のサイト(https://r10.to/ryoritsu_character)から投票できます。
詳細http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000175209.html

9月と10月は、「無期転換ルール取組促進キャンペーン」期間です(厚生労働省)

  厚生労働省は、平成29年9月と10月に、無期転換ルールの周知や導入促進に関する要請などを行う「無期転換ルール取組促進キャンペーン」を実施します。
 無期転換ルールに基づく無期転換申込権の本格的な発生が見込まれる平成30年4月まで、残り約半年となります。企業が無期転換ルールへの対応をするにあたっては、中長期的な人事戦略・人材活用を念頭に置いた人事制度の検討や、就業規則などの関係諸規程の整備などに一定の時間を要することから、早急に対応を検討することが必要です。

※ 無期転換ルールとは、
 平成25年4月1日以降の有期労働契約期間が同一の事業主との間で更新されて通算5年を超えた有期契約労働者が、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)への申込みをした場合、事業主は当該申込みを承諾したものとみなされ、無期労働契約に転換されるルールのことです。
詳細http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000175863.html

平成29年度「『見える』安全活動コンクール」を実施します(厚生労働省)

  厚生労働省では9月1日から、労働災害防止に向けた事業場・企業(以下「事業場等」という。)の取組み事例を募集・公開し、国民からの投票により優良事例を選ぶ平成29年度「『見える』安全活動コンクール」を実施します。

募集期間:平成29年9月1日(金)~平成29年10月31日(火)
投票期間:平成29年12月1日(金)~平成30年1月31日(水)
結果発表:平成30年3月上旬

「見える」安全活動とは、
 危険、有害性について、通常視覚的に捉えられないものを可視化(見える化)すること、また、それを活用することによる効果的な取り組みを言います。
詳細http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000175799.html

平成29年度自殺予防週間について(厚生労働省)

  自殺対策を推進するためには、自殺について、誤解や偏見をなくし、正しい知識を普及啓発することが重要です。このため、平成19年6月に閣議決定された「自殺総合対策大綱」において、「9月10日の世界自殺予防デーに因んで、毎年、9月10日からの一週間を自殺予防週間として設定し、国、地方公共団体が連携して、幅広い国民の参加による啓発活動を強力に推進」することとされました。

【実施期間】 平成29年9月10日(日)から平成29年9月16日(土)まで

詳細
平成29年度「自殺予防週間」実施要綱
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyoku shougaihokenfukushibu/170804-1.pdf
平成29年度自殺予防週間広報ポスター
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyoku shougaihokenfukushibu/170707-1.pdf
Yahoo!特別企画ページ
https://promotion.yahoo.co.jp/jisatsuyobou2017/

平成29年度「全国労働衛生週間」が10月に実施されます。(再掲)

9月は、全国労働衛生週間準備期間に設定され、県内各地(20会場)で労働衛生週間準備説明会が開催されます。
詳細全国安全週間準備説明会日程表

メンタルヘルス対策における登録相談機関のご案内(再掲)

登録相談機関とは、国の基準を満たしていることが確認された機関で、事業者と契約を結び、有料で、面接による労働者の心の健康に関する相談を行う専門機関です。
詳細https://kagoshimas.johas.go.jp/about/mental/organ_list.html

情報誌「産業保健21」をお送りします! (再掲)

 情報誌「産業保健21」は、産業医をはじめ、保健師、看護師、労務担当者等の労働者の健康確保に携わっている皆様方に、産業保健情報を提供することを目的として、独立行政法人労働者健康安全機構が発行しています。
申込・案内https://kagoshimas.johas.go.jp/about/sanpo/activity.html

働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」開設中!(再掲)

  厚生労働省の委託により、(社)日本産業カウンセラー協会において、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト『こころの耳』が開設されています。
 映像メッセージ『わたしの体験』、シリーズインタビュー『生きる力』のサイト等、あらゆる方に役立つメンタルヘルス関連の最新情報を提供しています。
 また、働く人のメンタルヘルス不調や過重労働による健康障害に関する電話相談窓口として平成27年9月に開設された「こころほっとライン」が平成28年10月1日から「こころの耳電話相談」に名称変更されています。
詳細http://kokoro.mhlw.go.jp/
電話相談窓口https://kokoro.mhlw.go.jp/tel-soudan/

【東日本大震災等の関連情報窓口(参考)】

所長よりひと言 pen

 夜の帷が降りると街中でもそこかしこから聞こえる虫、早朝には涼気を含んだ心地よい風、秋の気配は日を追って濃厚になって来ていますが、昼間は残暑というには余りにも過酷な猛暑日が続いています。脱水予防とうつ熱対策は当分の間不可欠です。
 県内の小企業・零細企業の経営陣から求人難の訴えが増えてきました。何でもバブル景気の頃を上回り神武景気時に匹敵するような状況とか。求人難は景気が好調な証しと言われてきましたが、今回のそれは好景気によるものとは一概に断定できない、との指摘も聞かれます。
 中高年の幹部企業人から昨今よく耳にする言葉に「近頃の若年者は体力もストレス抵抗力も落ちている」があります。就職して組織の一員となれば、学生時代と異なり何らかの責任を負わされ自由は制限されます。また、職場の上下関係は学生時代には殆ど経験のない人間関係でもあり、対処法が身についていない者も多いことが予想されます。
 職場の衛生管理者や人事労務責任者、経営者からの相談で一番多いのが、これら耐性が不十分と思われる従業員への対応です。指導の心算が叱責と受け止められたり、何気ない言葉に傷ついて落ち込んだり、と世代間ギャップというには余りにもかけ離れた心性と思えることが多いようです。
 ストレスチェックで集団分析を行ってもストレス環境改善の目途が立てられないと嘆く経営者の声すらあります。メンタル障害で休業まで至らずともプレゼンティーズム状態の者も少なくないようです。
  少子高齢化が急速に進み労働人口が減少しつつある社会で現在の経済状況を維持するためにも、一億総活躍社会の実現も働き方改革も必要なことで是非とも実現を目指したい政策です。働き方改革は「働く」ことで健康が損なわれることが無いようにすることであり、一億総活躍とは誰でも能力に応じて働くことができる、ということですから大いに歓迎すべき政策です。しかし、労働力減少を補う根本は時間当たりの生産性を向上させることです。作業の機械化が進みA・Iの目を瞠るような高度化で製造業の一部では確かに省力化が進行しています。一次産業も機械化が進み重筋労働は軽減されています。それらのことを考慮すれば時間当たり生産性は明らかに向上している筈なのにそうなっていません。この辺りの分析こそ重要と思われます。
 職業性ストレスの大半は人間関係であり次いで作業と適性のミスマッチとの指摘があります。しかし、プレゼンティーズム該当者等との面談から見えてくるものは生産性を実感できない作業の増加です。一説によると日本人にとって「働く」とハタラク即ちハタ{端}をラク(楽)にすることとか。確かに貨幣に反映される報酬が無くても働けること自体が喜び、という心性が日本人には強いようです。その日本人にとって何らの価値(=ハタをラクにする)を感じない見いだせない作業はストレス以外の何物でもなく、こうした作業を減ずることこそが「働き方改革」の本筋と思われます。管理し易いためだけの報告書作成や価値生産に結びかつない作業は放逐したいものです。