お知らせ

メールレター第199号

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     ≪「さんぽ鹿児島」メールレター≫ 第199号   2019/10/1

            発行:鹿児島産業保健総合支援センター 
                        所長 草野 健
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相談員からのメッセージ confident

小さな一歩

産業保健相談員 大迫 政智
(メンタルヘルスかごしま中央クリニック)
         (担当分野:メンタルヘルス)

   TV画面を賑わせた「キレてアオって 」のニュースのあと、急に売れ始めたドライブレコーダーは未だによく売れているらしく、新車・中古車の宣伝に「ドライブレコーダー付き」と書いてあるのをしばしば目にする。自分が運転していても、アオり運転寸前の人、これではアオられてしまいそうと思わせる運転をする人、どちらも日常的に目にする。自分だけはどちらにもなるまいと誓うが、相手あってのことならば万全の自信はない。
   キレやすい人の治療は可能だろうか。自覚と治療意欲次第で可能ではあろう。
   公共の場で大騒ぎする子をたしなめない親に注意すると逆ギレされるから、見て見ぬふりをするという。そういう自分も公共の場で他人に意見しようとは思えない。
   この無力感。
   育児放棄・虐待のニュースも増えた。
   こんな報道ばかりのニュースなら見たくない。
   詳細は忘れたが以前に、タレント何某アキコの司会するTV番組で、ひな壇の芸人たちがタレント誰某に対して短所・欠点・悪口を我先に罵るように言い合ったあと、最後に何某アキコが「せえの」と掛け声をかけると一斉に「でも良い人よ」と声を揃えておしまい、というコーナーがあった。「良い人だけどケチだよね」と言われるより、「ケチだけど良い人だよね」と言われる方が腹が立たない、「ものも言いよう」ということなのだろう。丸い卵も切りようで四角、ならばこれもキレない工夫といえるだろう。
   せめて自身の身の回りではキレない人が増えるように努力はできる、努力しようと思う。

研修セミナーのご案内 pencil

すべてのセミナーにどなたでもご参加いただけます。
(定員は各セミナー30名、会場は光健ボイスビルです)

10月 ※特に記載のないものは会場 光健ボイスビルです。
2(水)
14:00-16:00

ABC 職場でトラブルを起こしやすい人への対応 冨宿 明子*
労働衛生コンサルタント
3(木)
14:00-16:00

ABC 気分障害の診断と治療~リワーク支援を含めて~ 赤崎 安昭*
鹿児島大学医学部保健学科 教授
4(金)
14:00-16:00

AB 治療と職業生活の両立支援対策 小田原 努*
ヘルスサポートセンター鹿児島 所長
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14:00-16:00

AB 産業医として知っておくべき作業環境測定結果報告書の読み方
※会場:鹿児島市医師会館(鹿児島市加治屋町3-10)
東 正樹*
(株)鹿児島環境測定分析センター 代表取締役
23(水)
14:00-16:00

ABC 産業保健領域における気分障害 長友 医継*
医療法人玉水会病院 心療内科部長
25(金)
14:00-16:00

ABC 高血圧予防のための食事運動指導 德永 龍子*
鹿児島純心女子大学 名誉教授
28(月)
18:00-20:00

ABC 健診と検診~産業保健におけるこころと体の健康管理 堀内 正久*
鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科衛生学・健康増進医学 教授
30(水)
14:00-16:00

ABC 仕事と腰痛 冨宿 明子*
労働衛生コンサルタント
11月 ※特に記載のないものは会場 光健ボイスビルです。
9()
14:00-16:00

ABC ストレスチェックの集団分析をどう生かすか
※会場:鹿児島市医師会館(鹿児島市加治屋町3-10)
冨宿 明子*
労働衛生コンサルタント
12(火)
18:00-20:00

ABC
THP
生活習慣病と運動療法について(症例検討を交えて) 前田 雅人*
鹿児島大学教育学部保健体育科 教授
14(木)
14:00-16:00

ABC 行動変容を促すためのコミュニケーション 網谷 東方*
鹿児島大学病院 心身医療科 講師
21(木)
14:00-16:00

ABC 作業環境管理と作業環境改善 黒沢 郁夫*
黒沢労働安全衛生コンサルタント事務所 所長
22(金)
14:00-16:00

ABC <出社拒否(うつ状態)>のメンタルヘルス・カウンセリング Ⅳ ~自我・自己の障害をめぐって~ 久留 一郎*
鹿児島大学 名誉教授
26(火)
18:00-20:00

ABC 歯科の視点からの禁煙指導について 市来 誠
市来歯科

※講師*印:当センター産業保健相談員
※各研修会には定員があります。申し込みがないまま当日来られた場合、会場や資料の関係で受講できない場合がありますので必ず申し込みをしてください。
※受講できなくなった場合は必ずご連絡ください。

お知らせ

<鹿児島産業保健総合支援センター>

産業保健総合支援事業のPR動画について

当センターが行う各種事業の取り組みについて「のんさん」が紹介する動画を公開しています。
https://kagoshimas.johas.go.jp

産業保健に関するご質問・ご相談を受け付けています。

当センターでは、メンタルヘルス対策や治療と仕事の両立支援対策をはじめ、産業保健に関する様々なご質問・ご相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。
https://kagoshimas.johas.go.jp/about/about_category/otoiawase

10月~12月の両立支援(出張)相談窓口

当センターでは、センター内の相談窓口のほかに、鹿児島医療センターと鹿児島大学病院に、治療と職業生活のための両立支援出張相談窓口を開設しています。設置状況は次のとおりです。
(1)鹿児島産業保健総合支援センター
         相談窓口開設日時・・・平日 8:30~17:15

(2)国立病院機構 鹿児島医療センター がん相談支援センター内
         相談窓口開設日時・・毎月第1・3火曜日 10時~13時
              10月の相談日 → 1日(火)・15日(火)
              11月の相談日 → 5日(火)・19日(火)
              12月の相談日 → 3日(火)・17日(火)

(3)鹿児島大学病院 地域医療連携センター内
         相談窓口開設日時・・毎月第3木曜日 10時~12時(事前予約が必要です)
              10月の相談日 → 17日(木)
              11月の相談日 → 21日(木)
              12月の相談日 → 19日(木)

鹿児島産業保健総合支援センターの産業保健専門職(保健師)および両立支援促進員がそれぞれの医療機関のソーシャルワーカーなどと連携してご相談に応じます。相談は無料です。両立支援に関するお悩み等にについてご相談下さい。

詳細
▼両立支援出張相談窓口
https://kagoshimas.johas.go.jp/about/madoguchiitiran.pdf
▼鹿児島医療センター内(リーフレット)
https://kagoshimas.johas.go.jp/about/ryouritusien-iryousennta.pdf
▼鹿児島大学病院地域医療連携センター内(リーフレット)
https://kagoshimas.johas.go.jp/about/ryouritusien-kadaibyoin.pdf
▼鹿児島産業保健総合支援センター 相談窓口(リーフレット)
https://kagoshimas.johas.go.jp/about/ryouritusien-sanpo.pdf

▼治療と仕事の両立支援申込み
ホームページから
https://kagoshimas.johas.go.jp/about/about_category/cat767
FAXから
https://kagoshimas.johas.go.jp/wp-content/uploads/2019/03/2019ryouritsushien.pdf

 

<労働者健康安全機構情報>

労災疾病等医学研究普及サイトのご案内

○労災疾病等医学研究普及サイト

労働者健康安全機構では、労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでいます。

○労災疾病等医学研究普及サイト
  https://www.research.johas.go.jp/index.html

○「産業中毒」について
http://www.research.johas.go.jp/22_sanchu/index.html
http://www.research.johas.go.jp/22_sanchu/thema01.html

○「女性医療フォーラム」について
https://www.kantoh.johas.go.jp/news/tabid/73/Default.aspx?itemid=1518

 

<厚生労働省情報>

「トラック運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト」を開設しました

https://driver-roudou-jikan.mhlw.go.jp/

平成 30 年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概要(再掲)

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/h30-46-50.html

10月は「年次有給休暇取得促進期間」です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06788.html

令和元年度「全国労働衛生週間」を10月に実施(9月は準備期間です。)

https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000544311.pdf

<鹿児島労働局情報>

鹿児島県最低賃金が改定されました!

鹿児島労働局長は、鹿児島県最低賃金を1時間あたり790円とすることを
決定しました。令和元年10月3日より発効されます。

【詳細】
▼鹿児島労働局
https://jsite.mhlw.go.jp/kagoshima-roudoukyoku/news_topics/topics/2019-0902-2.html
▼鹿児島県の最低賃金(チラシ)
https://jsite.mhlw.go.jp/kagoshima-roudoukyoku/content/contents/2019-0902-2.pdf

令和元年の労働災害発生状況

○令和元年(8月末速報)
  □ 死亡者数は9人で、前年同期で3人(50.0%)増。
  □ 休業4日以上の死傷者数は1,139人で、前年同期比で14人(1.2%)増。

https://jsite.mhlw.go.jp/kagoshima-roudoukyoku/content/contents/H31saigai_2019-0920-4.pdf

<  女性労働協会 >

「母性健康管理研修会(厚生労働省委託事業)」のご案内について

https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/kenshu

編集後記

   往昔からの言い伝えが適用できない気候事象が頻発していた猛暑の夏でしたが、彼岸を境に秋色が濃くなり日々秋が深まっていくようです。春秋の短い鹿児島です。急激な温湿度変化に、特に中高年の働く人々の健康が心配です。

   一昨年からの「治療と仕事の両立支援」に加え今年から「働き方改革」が始まりました。どちらも細かいシステムに多くのマニュアル等が整備され、一読では十分な理解が出来かねるようです。事業場と密接に連携して活動している産業医にとっては既に実施している内容で、そういった産業医からは「マニュアルに準じた文書作成が必要か」というような相談が多く寄せられています。一方で、事業場との連携が不十分な産業医にとっては責任だけが重くなるような感想が寄せられています。

   「働き方改革」に関しては、小企業零細企業の経営層から事業が成り立たないという不安の声が多く聞こえてきます。産業医にとっても産業医権限の強化には戸惑いの意見も多くなっています。日本だけではないのですが、資本主義経済を採用している国は標榜が民主主義、社会主義に関わらず社会内の階層分化が激しく貧富格差拡大の急速進展の中では、こうした一連の改革は余程きめ細かに「下から目線」を確実なものとして産業保健活動を推進しないと、労働者の基本的生存権すら保証できなくなることが危惧されます。

   「今だけ、金だけ、自分だけ」と称される大資本中心の利潤追求のみを目的とする「強欲資本主義」経済は、日本の「社員のため、会社のため、ひいては社会のため」という伝統的経済活動とは相容れないものでした。しかし、グローバリズムというアメリカスタンダード経済に席巻される中では、会社自体も売買対象となり労働力は消耗品として扱われるのも当然かと思われます。それに加えて日米交渉では政府の見解はどうあれ、一方的に譲歩させられた内容で、我が国の特に中小零細事業場の経営は一段と厳しくなりそうです。その一方で、農業分野への一般企業の進出も加速しています。極めて多様な経済活動になるということは事業場経営体制や形態も多様となり勤労者の在りようもモデル化の出来ない多彩な状態になりますから、労働衛生活動も画一的教科書的な方法では成果を得られないことを意味します。

   こうした経済社会の状況下では、労働者のそして国民の生活と健康を守る活動としての産業保健活動の困難さ・厳しさは増大しますが、それだけに重要性は一段と大きくなっていきます。性根を据えて、「健康水準向上」のために取り組みたいと思うこと頻りです。