メールレター 第271号
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≪「さんぽ鹿児島」メールレター≫ 第271号(2025.10)
発行:鹿児島産業保健総合支援センター
所長 草野 健
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相談員からのメッセージ
ーお詫び―
当センターでは毎月、各分野の産業保健相談員より産業保健に関するメッセージを配信していますが、本号につきましては事情により掲載することができませんでした。
次号より再開いたしますので楽しみにお待ちください。
産業保健研修会のご案内(10~12月開催分 受付中!)
┏―[ 産業保健研修会の詳細・申込はこちらから ]―――――┓
https://kagoshimas.johas.go.jp/information/h2335
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産業保健研修会の申込方法の変更に関する重要なお知らせです!
お申込み時の個人情報の管理を徹底するため、令和7年4月からFAXでのお申込みを廃止しております。
お申込みフォームもしくはホームページからの手続きとなります。ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
日医認定産業医(生涯研修も対象)の皆様へ重要なお知らせです。
当センターが実施する研修においてもMAMISのマイページ登録完了が必要です。
詳細は鹿児島県医師会ホームページをご覧ください。
https://www.kagoshima.med.or.jp/doctors/news/4630/
当センター主催のセミナーのご案内
当センターでは産業保健研修会以外に、事業場向けのセミナーも開催しています。
ホームページにセミナーの専用ページを開設しておりますので、産業保健活動の取組みにお役立てください。
https://kagoshimas.johas.go.jp/information/seminar
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≪再掲≫おとなの発達障がいセミナー【オンライン・参加無料】
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日時 | 令和7年12月5日(金)13時30分から16時30分 |
演題 | メンタルヘルスと発達障がい特性の理解について |
講師 | 井上 幸紀 先生 大阪産業保健総合支援センター産業保健相談員 大阪公立大学大学院医学研究科 神経精神医学 教授 |
演題 | 発達特性を有する労働者の職場での事例性に応じた対応と専門家との連携について |
講師 | 永田 昌子 先生 福岡産業保健総合支援センター産業保健相談員 産業医科大学 医学部 両立支援室 室長 |
参加者には、セミナー資料として使用します「おとなの発達障がいマネジメントハンドブック」を事前に郵送いたします(無料)
▼【オンライン】おとなの発達障がいセミナー申込みフォーム
https://ssl.formman.com/t/eIQA/
申込締切 令和7年11月17日(月)まで(先着順となります)
▼詳しくはホームページをご覧ください。
https://kagoshimas.johas.go.jp/information/071205_webseminar
※日医認定産業医の単位取得はできません。産業医の皆様におかれましては、予めご了承ください。
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≪再掲≫産業医による産業保健研修会のご案内[土曜日開催]
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講師:
鹿児島産業保健総合支援センター 産業保健相談員(産業医学)
冨宿 明子 先生
紹介:
県内の事業場の産業医として約20年間に渡りご活動されており、労働衛生コンサルタント(保健衛生)としてもご活躍されています。
開 催 日 時 |
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【会場】全て鹿児島県医師会館(鹿児島市中央町8-1)
※詳しくはホームページをご覧ください。
https://kagoshimas.johas.go.jp/information/seminar#R7.sat.seminar
▼産業医による産業保健研修会(土曜日開催)申込フォーム(各開催日の前日の午前中まで)
https://ssl.formman.com/t/rtbm/
※こちらからのお申込みによる日医認定産業医の単位取得はできません。
産業医の皆様におかれましては、予めご了承ください。
お知らせ
<鹿児島産業保健総合支援センター>
産業保健に関するご質問・ご相談を受け付けています。
治療と仕事の両立支援やメンタルヘルス対策をはじめ、産業保健に関する様々なご質問・ご相談を受け付けています。(オンラインによる相談も可能です。)電話やホームページからお気軽にご相談ください。
https://kagoshimas.johas.go.jp/about/about_category/otoiawase
▼「さんぽセンターWebひろば」の専用ページ
https://www.johas.go.jp/Portals/0/sanpocenter/webhiroba.html
治療と仕事の両立支援について
治療と仕事の両立に関するお悩み等について、事業場関係者や産業保健スタッフ、がんなど反復・継続して治療が必要な患者(労働者)やその家族からの相談に、当センターのメンタルヘルス対策・両立支援促進員又は産業保健専門職(保健師)が相談に応じます。(オンラインによる相談も可能です。)
両立支援に関する相談、各種支援は無料です。
▼治療と仕事の両立支援(支援内容、相談窓口、申込フォームなど)
https://kagoshimas.johas.go.jp/about/about_category/cat765
医療機関の両立支援(出張)相談窓口につきましては、事前予約の状況等により、窓口業務を中止する可能性がありますので、当センターのホームページで事前に確認いただきますようお願いいたします。
▼「治療と仕事の両立支援」の専用ページ
https://www.ryoritsushien.johas.go.jp/blackjack/
メンタルヘルス対策支援について
当センターのメンタルヘルス対策・両立支援促進員(産業カウンセラーや社会保険労務士など)が事業場に訪問し、職場のメンタルヘルス対策に関する取り組みを無料で支援します。
また、事業場訪問以外のご相談(対面・電話・メール・オンライン)にも対応いたします。オンラインによる研修も対応可能です。
▼メンタルへルス対策支援(支援内容、申込フォームなど)
https://kagoshimas.johas.go.jp/about/about_category/mental
運動指導等支援について
健康で安心して働ける職場環境の形成を支援するという産業保健の観点から、運動指導等を通じた労働者の健康保持増進について取り組むため、産業保健相談員(健康運動指導士、理学療法士)による個別訪問支援等を実施しています。事業場が行う健康教育等において、是非、ご活用ください。
▼運動指導等支援(支援内容、申込フォーム)
https://kagoshimas.johas.go.jp/about/about_category/undou
地域産業保健センター(地域窓口)について
各地域産業保健センターでは、労働者数50人未満の小規模事業場の事業主や労働者を対象に、健康診断結果の意見聴取、健康相談、長時間労働者や高ストレス者に対する面接指導、保健指導等の産業保健サービスを無料で行っています。
▼地域産業保健センターについて
https://kagoshimas.johas.go.jp/about/about_category/cat638
<労働者健康安全機構情報>
労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
労働者健康安全機構では、労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでいます。
▼労災疾病等医学研究・開発ページ
労災疾病等医学研究普及サイトは、これまでの労災疾病等医学研究成果のほか、両立支援事業、予防医療事業等について掲載し、事業を広く周知する専用のサイトとして運用してきたところです。今般、当サイトの情報を労働者健康安全機構ホームページ内へ移設・統合することとなりました。
変更後リンク先
https://www.johas.go.jp/kenkyu_kaihatsu/rosaisippei13bunya/tabid/398/Default.aspx
★「脊柱靭帯骨化症」
★「高年齢労働者の転倒災害」
★「妊娠時の食・生活習慣」
★「高血圧性心疾患」
★「脂肪性膵疾患」
★「じん肺」
★「アスベスト」
「治療と仕事の両立支援コーディネーターマニュアル」について
▼両立支援コーディネーターマニュアルはこちら
https://www.johas.go.jp/ryoritsumodel/tabid/1047/Default.aspx
▼「両立支援コーディネーター基礎研修」について
https://www.johas.go.jp/ryoritsumodel/tabid/2126/Default.aspx
<厚生労働省情報>
化学物質による労働災害防止のための新たな規制について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000099121_00005.html
転倒予防・腰痛予防の取組について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000111055.html
<鹿児島労働局情報>
令和7年度鹿児島労働安全衛生大会のご案内(鹿児島県労働災害防止団体等連
絡協議会)
鹿児島労働局が主唱し、鹿児島県内の労働災害防止団体等の主催による「鹿児島労働安全衛生大会」が、本年度も開催されることとなりました。この大会は、関係労使をはじめとし、広く県民への労働安全衛生に対する意識の高揚を図る一環として開催されるものです。
当日、会場にて受付をいたしますので事前の申し込みは不要です。
日 時 | 令和7年10月31日(金)13時30分~16時00分(開場12時30分) |
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場 所 | 川商ホール(鹿児島市民文化ホール)第2ホール (鹿児島市与次郎2-3-1) ※有料駐車場はありますが駐車台数に限りがありますので、公共交通機関をご利用願います。 |
参加費 | 無料 |
【特別講演】 | |
演 題 | 健康で安全な人生を手に入れる労働衛生 ~職場で実践できる健康管理のポイント~ |
講 師 | 鹿児島純心大学名誉教授 德永 龍子(とくなが りゅうこ)氏 |
https://jsite.mhlw.go.jp/kagoshima-roudoukyoku/content/contents/2025-0916-2_20250916.pdf
過労死等防止対策推進シンポジウムのご案内
「過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ」
近年、働き過ぎやパワーハラスメント等の労働問題によって多くの方の尊い命が失われ、また心身の健康が損なわれ深刻な社会問題となっています。
本シンポジウムでは有識者や過労死で亡くなられた方のご遺族等にもご登壇をいただき、過労死等の現状や課題、防止対策について考えます。
事業者、人事労務担当者ほか、メンタルへルス専門の医師や産業医、看護師・保健師、衛生管理者などの産業保健スタッフの方々も是非ご参加ください。
参加は無料ですが、事前申込が必要です。
日 時 | 令和7年11月11日(火)13:30~15:30(受付13:00~) |
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会 場 | TKPガーデンシティ鹿児島中央 3F薩摩ホール (鹿児島市中央町26-1 南国アネックス) |
プログラム |
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※鹿児島会場の詳細と申し込みについてはこちら https://www.mhlw.go.jp/karoshi-symposium/page_kagoshima.html |
鹿児島県内の労働災害発生状況
◯令和7年発生分(8月末)
https://jsite.mhlw.go.jp/kagoshima-roudoukyoku/jirei_toukei/toukei/saigaitoukei_jirei.html
最新の業種別労働災害発生状況
⇒「令和7年における業種別労働災害発生状況」をクリック
<その他>
【鹿児島産業医研究会】研修会のご案内
日 時 | 2025年11月19日(水曜日)19:00(1時間) |
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場 所 | 鹿児島大学 衛生学・健康増進医学講座 (鹿児島市桜ケ丘 医学部基礎研究棟8階) |
駐車場 | 桜ケ丘同窓会館(鶴陵会館)前の駐車場 (駐車券を教室に持参ください) |
テーマ | 事例と産業保健の話題「安全衛生委員会をやっている?」 |
講 師 | 冨宿 明子先生(ヘルスサポートセンター鹿児島) |
単 位 | 生涯(実地)1単位 |
連絡先 | masakun@m.kufm.kagoshima-u.ac.jp 鹿児島大学衛生学・健康増進医学 堀内 正久 ※参加希望の方は、上記アドレスにご連絡ください。 |
働く女性の健康課題等に関する研修会【厚生労働省委託事業】
(一般財団法人女性労働協会)
本研修会は、女性労働者の健康課題や母性健康管理措置等についての理解を深め、企業における環境整備が進み、適切な措置が講じられることを目的としています。
「女性の健康課題コース」、「母性健康管理コース」の2つのコースから構成され、事業主や人事労務担当者、産業医や産業保健スタッフ、産婦人科医など働く女性の健康問題に携わる方々を対象に、女性の健康課題の基礎知識や関連する法制度について、専門家が解説を行うとともに、女性の健康課題等に対し先進的な取組みを行う企業による事例発表や専門家による母性健康管理に関する事例検討などから、職場における実践的な対応方法が学べる、充実の内容となっています。
本研修会は、令和7年10月から令和8年3月まで、オンデマンド配信形式により、申込者限定で配信します。期間中いつでも申込みが可能です。
▼研修会案内・申込み先
厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト」内
「働く女性の健康課題等に関する研修会」
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/kenshu2025/
所長コラム
「暑さも彼岸まで」の「暑さ」ではなく「真夏」が漸く終わるようである。朝晩の風には涼しさを感じ秋の花は咲いているがアキアカネの姿はなかなか見えない。人為的地球温暖化は欺瞞・陰謀だとの言説もあるが、実感としての気候変動は激しい。それもあってか政治の動向も混迷を増しているようだ。誰が政治のリーダーになるか「高みの見物」といきたいが、経済は政治状況に大きく
影響を受けるものであり労働現場にどのような影響があるか気が揉める。
最低賃金が上がることは朗報だが、その一方で物価高が促進される恐れもあり、鹿児島など小規模・零細規模の事業場が大半を占める地方では企業倒産・廃業が増加することも危惧される。
メンタルヘルス対策や過重労働対策に各種の両立支援対策など「働き方改革」施策が相次ぎ、AI活用やDX推進も掛け声が大きくなっている。GDPや株価・為替の動向など各種の経済指標から専門家を中心に様々な意見が出されているが、働く人々の「幸せ度」や「勤労意欲向上」には結びついていないとも感じられる。
働くことで「健康で文化的」な生活の質が向上するような労働環境ひいては社会状況を創ることが「働き方改革」の本質と考えるが、そのためには何が必要か。複雑で巨大化した社会システムの中で我々一人ひとりにできることは何か、悩ましい。虚しさも覚えるが、どんなに微力であっても眼前の課題にできることから倦まず弛まず一つ一つ取り組むのみ、とも思うこの頃である。